軽費老人ホームでの仕事はどんな感じ?

軽費老人ホームは高齢となって自分で生活することが困難になり、家族との同居が厳しかったり身寄りがなかったりする60歳以上の人を対象にした老人ホームです。経済的に厳しい状況にある人でも、所得に応じた料金体系がとられているため安心して入居できます。

もともと軽費老人ホームには、施設が食事を提供するA型と食事の提供がないB型、食事や洗濯などのサービスを行うC型(ケアハウス)がありました。A型とB型は、介護サービスは行っていません。C型は介護が必要になった人でも入居できますし、途中で介護が必要になった場合でも退居しなくて済みます。1990年以降A型とB型の新たな開設はなく、2008年からC型の基準に統一されました。したがって軽費老人ホームは、ケアハウスを指すことがほとんどです。

軽費老人ホームの仕事内容は、入浴の準備や施設内の掃除、A型とケアハウスの場合は食事の提供も行います。多くの施設ではイベントやレクリエーションが行われています。その企画や準備、実行なども職員の仕事です。さらには、緊急時の対応や、特定施設入居者生活介護指定を受けた施設の職員は食事や入浴、排せつの介助なども行います。詳細はこちら⇒「安心」と「自由」が叶う軽費老人ホーム

勤務体制は通常のケアハウスでは早番と日勤、遅番のところが多く特定施設入居者生活介護指定施設では、通常施設の勤務体制に加えて夜勤があるところがほとんどです。勤務時間の詳細は施設によって異なります。介護未経験者が就職する場合は、通常のケアハウスから働き始めるとよいでしょう。比較的介護度の低い入居者が多く身体介助が少ないので、介護サービスのノウハウが学びやすくなっています。